鈴木小舟(読み)スズキ オブネ

20世紀日本人名事典 「鈴木小舟」の解説

鈴木 小舟
スズキ オブネ

明治・大正期の歌人 歌道御用皇后職御雇。



生年
安政4年11月(1857年)

没年
大正12(1923)年12月

出生地
伊勢国東菰野(三重県)

経歴
22歳の時に旧長州藩士だった夫と死別。三重県湯の山に隠棲して歌作に明け暮れ、明治29年伊勢神宮を行啓した昭憲皇后への詠進歌が認められる。34年歌道御用皇后職御雇として御歌所に出仕し、皇后や宮中の女官らに和歌を指導。その傍ら、自身は御歌所長の高崎正風から作品の添削・指導を受けた。大正3年昭憲皇太后の逝去とともに引退歌集に「鈴木小舟刀自歌集」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鈴木小舟」の解説

鈴木小舟 すずき-おぶね

1857-1923 明治-大正時代の歌人。
安政4年11月生まれ。22歳で夫と死別。のち三重県湯の山に庵をむすぶ。明治29年伊勢神宮参拝の昭憲皇后への詠進歌がみとめられ,34年御歌所に出仕して,14年間宮中ですごした。大正12年12月死去。67歳。伊勢(三重県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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