鈴木荘六(読み)すずき そうろく

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鈴木荘六」の解説

鈴木荘六 すずき-そうろく

1865-1940 明治-昭和時代前期の軍人
元治(げんじ)2年2月19日生まれ。日清(にっしん)・日露戦争従軍。陸軍参謀本部作戦課長などをへて,大正8年第五師団長としてシベリア出兵にくわわる。12年台湾軍司令官,13年陸軍大将,朝鮮軍司令官。15年参謀総長となる。のち帝国在郷軍人会会長。昭和15年2月20日死去。76歳。越後(えちご)(新潟県)出身。陸軍大学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の鈴木荘六の言及

【忠魂碑】より

…日露戦争前には記念碑,招魂碑と呼ばれるものが建てられたが,忠魂碑として日本全国に普及していくのは日露戦争以後のことで,大正・今上天皇の即位記念事業として,市町村の在郷軍人分会が献金を募集し,小学校の一角に建立したものが多い。碑文題号の揮毫(きごう)者は帝国在郷軍人会会長の一戸兵衛や鈴木荘六の例が多く,除幕式は慰霊祭を兼ねて3月10日の陸軍記念日に挙行された。日中戦争がはじまると,1939年7月に大日本忠霊顕彰会が発足し,その指導によって戦死者の遺骨を納めた忠霊塔を各市町村に1基ずつ建設するようになった。…

※「鈴木荘六」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android