鉄砲改(読み)テッポウアラタメ

デジタル大辞泉 「鉄砲改」の意味・読み・例文・類語

てっぽう‐あらため〔テツパウ‐〕【鉄砲改】

江戸幕府職名関八州内の庶民が所持している鉄砲監視・検査したもの。貞享4年(1687)設置、享保4年(1719)大目付兼役となった。

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精選版 日本国語大辞典 「鉄砲改」の意味・読み・例文・類語

てっぽう‐あらためテッパウ‥【鉄砲改】

  1. 〘 名詞 〙 江戸幕府の職名の一つ。関東八か国の民間の鉄砲を検査した者。貞享四年(一六八七)に新しく設けられ、享保四年(一七一九)に大目付の兼職となった。
    1. [初出の実例]「鉄砲改ありしは〈略〉裏番所也」(出典:島根のすさみ‐天保一一年(1840)六月一七日)

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世界大百科事典(旧版)内の鉄砲改の言及

【作事奉行】より

…1712年(正徳2)の小普請奉行解任後,しばらくその職務を兼帯したが,17年(享保2)小普請奉行が再置され,翌年江戸城内外,御府内の幕府管下の建造物を小普請奉行方と分割,作事奉行方は本丸・西丸の表向,櫓,内郭・外郭の門塀,寛永寺諸堂社等を管掌することになった。このほかに切支丹宗門改,鉄砲改等の職務を兼ねた。人数ははじめ2~3名,のち2名に固定した。…

※「鉄砲改」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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