鉤裂き(読み)カギザキ

デジタル大辞泉 「鉤裂き」の意味・読み・例文・類語

かぎ‐ざき【×鉤裂き】

布や衣服くぎなどにひっかかって鉤形に裂けること。また、その裂けきず。
[類語]釘裂き裂く破る破く引き裂く破れる破ける裂ける切り裂く張り裂けるはち切れる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鉤裂き」の意味・読み・例文・類語

かぎ‐ざき【鉤裂・鍵裂】

  1. 〘 名詞 〙 衣服などを釘などにひっかけて鉤の形に裂くこと。また、その裂けめ。
    1. [初出の実例]「肩に鍵(カギザキ)裾には傷火(やけど)、質に置いても貸しやせまひ」(出典洒落本・新吾左出放題盲牛(1781)折助冷飯)
    2. 「その綺麗なのを鉤(カギ)裂きにしてしまったのだから」(出典:波(1928)〈山本有三〉妻)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android