鉤裂き(読み)カギザキ

デジタル大辞泉 「鉤裂き」の意味・読み・例文・類語

かぎ‐ざき【×鉤裂き】

布や衣服くぎなどにひっかかって鉤形に裂けること。また、その裂けきず。
[類語]釘裂き裂く破る破く引き裂く破れる破ける裂ける切り裂く張り裂けるはち切れる

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精選版 日本国語大辞典 「鉤裂き」の意味・読み・例文・類語

かぎ‐ざき【鉤裂・鍵裂】

  1. 〘 名詞 〙 衣服などを釘などにひっかけて鉤の形に裂くこと。また、その裂けめ。
    1. [初出の実例]「肩に鍵(カギザキ)裾には傷火(やけど)、質に置いても貸しやせまひ」(出典洒落本・新吾左出放題盲牛(1781)折助冷飯)
    2. 「その綺麗なのを鉤(カギ)裂きにしてしまったのだから」(出典:波(1928)〈山本有三〉妻)

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