銅街道(読み)アカガネカイドウ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「銅街道」の意味・わかりやすい解説

銅街道
あかがねかいどう

群馬県伊勢崎市南東部の平塚と栃木県日光市南西部の足尾とを結ぶ街道。近世以降足尾銅山の銅を運搬するのに利用された。沢入,花輪,大間々,大原,平塚の5宿が置かれ,銅は平塚河岸から船で利根川下り関宿江戸川を経て江戸へ送られた。明治以後銅の搬出日光に移り,街道は衰微。大間々には当時の銅蔵が残る。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の銅街道の言及

【東[村]】より

…おもな集落は渡良瀬川沿いの段丘上にある。花輪,沢入(そうり)は江戸時代,足尾鉱山から銅を運んだ銅(あかがね)街道の宿駅で,御用銅問屋が置かれていた。村域の大部分は山林で占められ,用材やシイタケなどを産する。…

※「銅街道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む