デジタル大辞泉 「下り」の意味・読み・例文・類語
くだり【下り/▽降り】
2 鉄道の路線や道路で、各線区ごとの起点から終点への方向。また、その方向に走る列車・バス。⇔
3 都から地方へ行くこと。「
4 (土地の名に付けて接尾語的に用いて)遠く隔った場所の意を表す。くんだり。
「わざわざ鎌倉―まで出掛けて」〈漱石・彼岸過迄〉
5 時間が移ってある刻限の終わり近くになること。また、その時。
「
6 《北に内裏があったところから》京都内で北から南に行くこと。⇔
「大宮を―に二条を東へざざめいて引きければ」〈平治・中〉
7 電気通信網における、中心から末端に向かう方向。無線・有線通信の基地局から端末、インターネット上でのプロバイダーから利用者のパソコン、通信衛星から通信機など、各通信網の末端方向を下りと見なす。下り方向の回線または通信経路をダウンリンクという。⇔上り。
[下接語]