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銅錞 どうじゅんtóng chún

世界大百科事典 第2版の解説

どうじゅん【銅錞 tóng chún】

中国古代の青銅でつくられた打楽器の一つ。于(じゆんう)ともいう。丈が高く,筒形の体の上方がふくらんで,肩が張り,その頂部は一見,蓋のように皿状になり,その上に虎の形をした立体の装飾がつけられ,下の端の底は開き,中は空洞になっている。音楽を合奏するときは鼓とともにたたいて打ち鳴らし,おもに戦陣で用いる軍楽の楽器であるともいわれている。この器には,その名称が銘文に記されているものがない。〈庚午錞于(こうごじゆんう)〉では〈子子孫孫永宝鼓之〉とあって鼓と銘せられているが,宋代ころより《周礼》の鄭玄(じようげん)注にみられる,〈錞は錞于なり,円きこと碓頭(うすのあたま)のごとく,上は大にして下を小にす。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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