鋏を入れる(読み)ハサミヲイレル

精選版 日本国語大辞典 「鋏を入れる」の意味・読み・例文・類語

はさみ【鋏】 を 入(い)れる

  1. はさみで切る。
  2. 切符に、改札係がはさみ(パンチ)で穴をあけたり、一部を切り取ったりする。
    1. [初出の実例]「脊の低い駅夫が鋏を入れる」(出典:鳥影(1908)〈石川啄木〉六)
  3. 樹木の刈り込みをする。また、毛髪などの手入れをする。
    1. [初出の実例]「自分の目の前にある木の枝の一つへいきなり鋏を入れた」(出典:風立ちぬ(1936‐38)〈堀辰雄〉春)
  4. 映画フィルムなどを検閲し、倫理規定などに触れる部分をカットする。
    1. [初出の実例]「書いた文章や撮ってきたフィルムが、ハサミを入れられたりお倉にされたりすることに」(出典:白く塗りたる墓(1970)〈高橋和巳〉八)
  5. 開通式、開場式などでテープを切る。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む