錦屋惣次(読み)にしきや そうじ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「錦屋惣次」の解説

錦屋惣次(初代) にしきや-そうじ

?-1771* 江戸時代中期の長唄三味線方。
初代錦屋金次の門弟。前名は宗次郎,正治とつたえる。長唄の富士田吉次,荻江節(おぎえぶし)の初代荻江露友の相方をつとめ,「鞭桜宇佐幣(むちざくらうさのみてぐら)」などの名曲をのこした。明和7年12月5日死去。

錦屋惣次(2代) にしきや-そうじ

?-1828 江戸時代後期の長唄三味線方。
初代の門弟で,天明元年2代惣次を襲名。江戸中村座の立三味線として活躍した。文政11年7月16日死去。前名は多宗,多惣。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android