鎌倉新田(読み)かまくらしんでん

日本歴史地名大系 「鎌倉新田」の解説

鎌倉新田
かまくらしんでん

[現在地名]葛飾区鎌倉一―四丁目・高砂たかさご四―五丁目・細田ほそだ四丁目

曲金まがりがね村の東に位置し、北は柴又しばまた村、東は上小岩かみこいわ(現江戸川区)。田園簿に鎌倉新田とみえ、田三二二石余・畑三二石余。元禄郷帳・天保郷帳には鎌倉新田村とある。「風土記稿」によれば、村名は相模国鎌倉郡から源右衛門という者がきて開発したことによるという。村内より曼荼羅が掘出されたため曼荼羅村とも称したといい、同名の小名がある。


鎌倉新田
かまくらしんでん

[現在地名]小須戸町鎌倉新田

東山丘陵の西麓に立地し、南の湯川ゆがわ(現南蒲原郡田上町)と集落は連なり、北はあまさわ新田に接する。伝説では大同二年(八〇七)立村、応徳年間(一〇八四―八七)山野を開いたという。湯川村とは同一村で真崎と称していたが、明暦年間(一六五五―五八、同二年とも)に分離・改称したという(中蒲原郡誌)。元禄郷帳は矢代田やしろだ村枝郷とし二九石四斗余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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