鎖攘(読み)サジョウ

デジタル大辞泉 「鎖攘」の意味・読み・例文・類語

さ‐じょう〔‐ジヤウ〕【鎖×攘】

《「鎖港攘夷」の略》港を閉じて外国船入港交易を禁止し、外国人を撃ち払うこと。
「王政一新の前日までは、―を唱えるものは忠誠とせられ」〈藤村夜明け前

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鎖攘」の意味・読み・例文・類語

さ‐じょう ‥ジャウ【鎖攘】

〘名〙 (「さこうじょうい(鎖港攘夷)」の略) 港を閉鎖し、外国船を打ちはらって、外国との交際を絶つこと。〔布令必用新撰字引(1869)〕
福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉老余の半生「仮令ひ開国と触出しても其内実は鎖攘(サジャウ)根性

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