鐘ヶ淵紡績株式会社(読み)かねがふちぼうせきかぶしきがいしゃ

防府市歴史用語集 「鐘ヶ淵紡績株式会社」の解説

鐘ヶ淵紡績株式会社

 1935年(昭和10年)人造絹糸[けんし](人絹)の生産が始まりました。政府羊毛に代わる人造綿花(スフ)の生産を緊急の国策としたため、鐘ヶ淵紡績(株)では1937年(昭和12年)生産を始めました。政府は人絹統制令[じんけんとうせいれい]を公布し、人絹の生産量を減らし、スフの増産を命じたので、防府工場ではスフの生産に切り替え、1941年(昭和16年)には人絹の生産を中止しました。太平洋戦争が始まると、1943年(昭和18年)鐘ヶ淵燃料工業株式会社が設立され、航空機燃料工場となりました。戦後、すべて国有財

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