
つ
以なり」とあり、錐の類をいう。穴を
つことを鑽穴、火をとることを鑽燧(さんすい)、亀卜に鑽を加えて
くことを鑽
という。髪を切ることを
・翦(剪)といい、声義が通ずる。
と通じ、あつめる。
字鏡〕鑽 比
々留(ひききる)、宇加豆(うがつ) 〔
立〕鑽 キル・トシ・キサス・キリ・トホス・ヒキル・マジフ・ハイラキリ・クギ・アツム・ウガツ〔字鏡集〕鑽 キル・サス・コツク・ヒウチ・ウガツ・トドマル・ヒテリ・タカニ・トシ・トホル・マジフ・クギ・クルシ・アツシ・オホホコ
dzuan、
tsheanは声近く、きる、きりそろえる意をもつ語。
thjyu
nも転音の関係にあるものと思われる。
▶・鑽鑿▶・鑽山▶・鑽子▶・鑽
▶・鑽充▶・鑽心▶・鑽燧▶・鑽石▶・鑽天▶・鑽刀▶・鑽頭▶・鑽入▶・鑽髪▶・鑽訪▶・鑽木▶・鑽摩▶・鑽味▶・鑽羅▶・鑽懶▶・鑽
▶・鑽
▶・鑽錬▶・鑽弄▶
鑽・雕鑽・椎鑽・剖鑽・木鑽出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…中国では山東省城子崖(竜山文化)など新石器時代後期に羊,牛,豚かイノシシ,鹿の肩甲骨を占いに用いている。灼く個所をあらかじめ彫りくぼめた〈鑽(さん)〉をもつものもある。河南省安陽の殷墟からは,国事の決定を占うために用いた卜甲(背より腹の甲の方が多い)や,牛か羊の肩甲骨を材料とする鑽のある卜骨が大量に見いだされており,その数は10万を超えるという。…
※「鑽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...