長人(読み)ナガヒト

デジタル大辞泉 「長人」の意味・読み・例文・類語

なが‐ひと【長人】

長生きする人。
こそは世の―」〈・下・歌謡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「長人」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐じんチャウ‥【長人】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 長身の人。背たけの高い人。
    1. [初出の実例]「此国の人長壱丈あるを以て、世に是国を長人(テウジン)国と称(なづ)けたり」(出典談義本・成仙玉一口玄談(1785)一)
  3. 長門国山口県)の人。長州人。
    1. [初出の実例]「外国船と戦争のとき小倉は隣藩の好みを思はず長州の危急に及ぶを傍観なして居たると言ふより〈略〉長人(チャウジン)大いに之を悪みて」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉八)

なが‐ひと【長人】

  1. 〘 名詞 〙 長命な人。長生きする人。
    1. [初出の実例]「たまきはる 内の朝臣 汝こそは 世の那賀比登(ナガヒト)」(出典:古事記(712)下・歌謡)

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普及版 字通 「長人」の読み・字形・画数・意味

【長人】ちようじん

長身の人。

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