長夜の闇(読み)チョウヤノヤミ

デジタル大辞泉 「長夜の闇」の意味・読み・例文・類語

ちょうや‐の‐やみ〔チヤウヤ‐〕【長夜の闇】

長夜の眠り2」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「長夜の闇」の意味・読み・例文・類語

ちょうや【長夜】 の 闇(やみ)

煩悩のために、いつまでも迷いの世界にあって、真理光明を見いだすことができないこと。また、その境地人間が長く生死苦界に沈んでいることを闇にたとえた語。長夜の眠り。
源氏(1001‐14頃)夕霧女人のあしき身を受け、長やのやみに惑ふは」

ながき【長】 夜(よ)の闇(やみ)

無仏の時を闇にたとえたもの。また無明に覆われている姿を闇にたとえたもの。長夜(ちょうや)の闇。
※源氏(1001‐14頃)横笛「ながきよのやみにもまどふわざななれ」

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