長宏寺(読み)ちようこうじ

日本歴史地名大系 「長宏寺」の解説

長宏寺
ちようこうじ

[現在地名]高萩市上手綱

上手綱かみてつなの北側、やや小高い地に樹木に囲まれてある。曹洞宗で香林山と号し、本尊釈迦如来

寛文三年(一六六三)開基帳(彰考館蔵)に「応永三年竜孤山城主平朝臣但馬守菩提所ニ建立致候普沢派光山和尚開山」とある。「水府志料」は開基を応永三年(一三九六)とし開祖を劫外長現とする。「松岡地理志」は開基を同年としながらも開基者不詳、劫外長現を中興開山とし、但馬守の法名を「香林院長宏岳翁居士」といい、この法名を山号寺号に用いたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

グレーゾーン解消制度

個々の企業が新事業を始める場合に、なんらかの規制に該当するかどうかを事前に確認できる制度。2014年(平成26)施行の産業競争力強化法に基づき導入された。企業ごとに事業所管省庁へ申請し、関係省庁と調整...

グレーゾーン解消制度の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android