長崎御嶽
なーさきいおん
新川小学校の北に位置する。ナースキィとよぶ。かつては御嶽から数十メートルほどの所まで海が迫っていたが、一九七〇年代に沖合まで埋立てられ内陸化している。御嶽の周囲は五〇センチほどの高さのブロック塀で囲われ、境内にはテリハボクの大木が生え、とくにイベ域は林をなしている。「琉球国由来記」によると御嶽の神名は神ガ根、イベ名はスキヤアガリ。御嶽は東面し、鳥居を入るとすぐに広い神庭があり、奥に一部コンクリート造の木造瓦葺の拝屋がある。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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