長崎誠三(読み)ナガサキ セイゾウ

20世紀日本人名事典 「長崎誠三」の解説

長崎 誠三
ナガサキ セイゾウ

昭和・平成期の金属物理学者,出版経営者 アグネ技術センター社長;元・東北大学助教授



生年
大正12(1923)年3月

没年
平成11(1999)年12月9日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京帝国大学第二工学部冶金学科〔昭和19年9月〕

経歴
東京大学第二工学部、東京工業大学を経て、昭和25年東北大学金属材料研究所に勤務。32年理学電機に転じ、38年アグネ技術センターを設立、39年代表取締役。東北大学助教授だった27年、札幌警察官が射殺された“白鳥事件”の弾丸鑑定を担当、証拠としての信用性を否定する鑑定書をまとめたことで知られる。都会樹木などに残る戦時中の空襲の跡を10数年かけて撮りため、平成10年「戦災の跡をたずねて―東京を歩く」を刊行

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「長崎誠三」の解説

長崎誠三 ながさき-せいぞう

1923-1999 昭和後期-平成時代の金属物理学者,出版経営者。
大正12年3月20日生まれ。東大,東京工業大勤務をへて,東北大金属材料研究所の助教授となる。白鳥事件の証拠とされた弾丸を鑑定,その信用性を否定した。昭和38年科学技術書出版のアグネ技術センターを設立し,社長。平成11年12月9日死去。76歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「金属用語集」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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