長彦神社(読み)ながひこじんじや

日本歴史地名大系 「長彦神社」の解説

長彦神社
ながひこじんじや

[現在地名]上石津町一之瀬

川西かわにしに鎮座する。祭神級長津彦神。旧郷社。天武天皇四年(六七五)美濃王および佐伯広足の二人が大和国竜田たつた(現奈良県生駒郡三郷町)立野たつの風神を祀る使となったが、両人生国が美濃であったことから竜田風神を当地にも勧請し長彦神社として祀ったことに始まるとの俚伝があり、鎮座地を立野と称するのはこのためであるという(養老郡志)。「三代実録」貞観一一年(八六九)一二月五日条にみえる従五位下を授けられた美濃国の長孫神は当社のこととされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android