なが‐みせ【長見世】
- 〘 名詞 〙
- ① 遊女が秋の夜長や、客がないために長時間、張見世(はりみせ)をすること。
- [初出の実例]「ながみせの時ア、まことにたいくつでなりいせん」(出典:洒落本・大門雛形(1789‐1801)二)
- ② 江戸の、下等な遊女屋。長屋風に仕切って一人ずつ女郎を置いたもの。長屋見世。切店。局見世。
- [初出の実例]「新町や悪川岸の長見世(ナガミセ)も、もうとうに引けた時分だア」(出典:人情本・郭の花笠(1836)二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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