長谷野(読み)ながたにの

日本歴史地名大系 「長谷野」の解説

長谷野
ながたにの

市域南東部、布引ぬのびき(野々引)山丘陵の西部一体の林野地帯で、広義蒲生がもう野を構成する原野地帯の一角をなす。東西に延びる布引山丘陵に、南北約一キロ・東西約五キロの細長い形で西側から食込んでいる。布引山丘陵に降った雨のほとんどはこの長谷に集まって西流、谷西方布施ふせ町域の溜池群はこの水を漏れなく受入れる仕組みとなっている。近世には保内野々のの郷七ヵ村などの入会草刈場として利用されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android