門脇禎二(読み)かどわきていじ

百科事典マイペディア 「門脇禎二」の意味・わかりやすい解説

門脇禎二【かどわきていじ】

日本古代史学者。高知県生れ。京都大学文学部史学科卒業。奈良女子大学教授,京都府立大学教授,同大学学長,京都橘女子大学(現,京都橘大学)教授,京都橘女子大学学長を務め,奈良女子大学名誉教授,京都橘大学(旧,京都橘女子大学)名誉教授。主著として《古代国家天皇》《日本古代共同体の研究》《「大化改新」論》《日本海域の古代史》などがある。大化改新否定論,地域国家の丹後王国論などユニークな説を提唱した一方,高校日本史の参考書の著者としても知られる。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「門脇禎二」の解説

門脇禎二 かどわき-ていじ

1925-2007 昭和後期-平成時代の日本史学者。
大正14年9月28日生まれ。昭和41年奈良女子大教授となる。のち京都府立大教授をへて,61年同大学長。平成7年京都橘女子大学長。専攻は古代史。大化改新虚構論をとなえ,また吉備(きび)王国など地域国家論を提唱。平成15年文化財の保存につくしたとして和島誠一賞を受賞。平成19年6月12日死去。81歳。高知県出身。京大卒。著作に「「大化改新」史論」「古代国家と天皇」「吉備の古代史」など。

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