開題(読み)カイダイ

デジタル大辞泉 「開題」の意味・読み・例文・類語

かい‐だい【開題】

経典題目を解釈し、一部あらましを提示すること。また、それを記した書物
解題かいだい1」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「開題」の意味・読み・例文・類語

かい‐だい【開題】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 仏語。経典の題目の意を解説し、一部の大綱を提示すること。また、そうした書物。「梵網経開題」など。
    1. [初出の実例]「法花経一部 音訓 即開題」(出典:正倉院文書‐霊福優婆塞貢進解・天平一四年(742)一一月二三日)
  3. かいだいくよう(開題供養)」の略。
    1. [初出の実例]「仏を供養するを開眼と云、経論を供養するを開題と云」(出典:円光大師行状画図翼賛(1703)三六)
  4. かいだい(解題)

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