閑人(読み)カンジン

デジタル大辞泉 「閑人」の意味・読み・例文・類語

かん‐じん【閑人】

暇のある人。俗用を離れ、ゆっくりした生活をしている人。ひまじん。
往来木陰で―たちの盛んに弁じている声が」〈中島敦弟子

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「閑人」の意味・読み・例文・類語

かん‐じん【閑人】

  1. 〘 名詞 〙 ひまのある人。現職を退いた人。俗用を離れて、風流なすまいをしている人。ひまじん。
    1. [初出の実例]「衙早尚書長劇務、告帰刺史暫閑人」(出典菅家文草(900頃)三・三年歳暮、欲更帰州、〈略〉寄尚書平右丞)
    2. 「正信は駿州に久しく閑人にして」(出典:本佐録(17C後)序)
    3. [その他の文献]〔蘇軾‐記承天寺夜遊文〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「閑人」の読み・字形・画数・意味

【閑人】かんじん

ひま人。

字通「閑」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android