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本佐録 ほんさろく

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

本佐録
ほんさろく

江戸時代初期の建議書。『治国大概』『治国平天下』『治要七条』ともいう。1巻。著者は本多正信といわれるが,確かではない。成立年代は不明。2代将軍徳川秀忠の尋問に答え,「天下国家を治むる御心持の次第」を述べたもの。

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デジタル大辞泉の解説

ほんさろく【本佐録】

江戸初期の政論書。1巻。本多佐渡守正信著とされるが未詳。2代将軍徳川秀忠の求めに応じて、政治をとる者の心得を7か条にして述べたもの。→本多正信

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百科事典マイペディアの解説

本佐録【ほんさろく】

江戸初期の教訓書。本多正信(佐渡守)が,2代将軍秀忠のために作成したといわれるが,藤原惺窩(せいか)著と伝える通俗訓戒書《仮名性理》と酷似しており,同書に手を加え,正信著に仮託したもの。

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世界大百科事典 第2版の解説

ほんさろく【本佐録】

治国の要を説いた書物。《治国大概》《正信記》などともいう。江戸初期の成立。天道を知る事,百姓仕置の事など7項目からなる。〈百姓は財の余らぬように不足なきように治むる事道なり〉の文章で著名。また本書の〈天道〉観はキリスト教の影響の下に成立したことが指摘されている。2代将軍徳川秀忠の側近を務めた本多正信が秀忠のために書いたとされてきたが,内容上は,通俗訓戒書《仮名性理》(藤原惺窩著といわれる)に手を加え,正信著に仮託したものである。

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大辞林 第三版の解説

ほんさろく【本佐録】

政道論書。一巻。著者は本多佐渡守正信とされるが未詳。藤原惺窩せいか説もある。江戸初期の成立。徳川秀忠の下問に答える形式で、天道を説き、百姓の取り扱い方など為政者としての心得を述べる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

本佐録
ほんさろく

天下を治める方法を説いた本。1巻。江戸初期の成立。『治国大概(ちこくたいがい)』『正信記』などともいう。天道を知る事、侍(さむらい)の善悪を知る事、国主・郡主(大名)の心を知る事、百姓の仕置(しおき)の事など7項目からなり、「百姓は財の余らぬ様に不足なき様に治る事道なり」という文章は江戸幕府の農政思想を要約したものとして注目されてきた。新井白石(あらいはくせき)、室鳩巣(むろきゅうそう)などの学者によって、本多佐渡守正信(ほんださどのかみまさのぶ)が徳川2代将軍秀忠(ひでただ)のために書いたものとされてきたが、藤原惺窩(せいか)著と伝えられる通俗訓戒書『仮名性理(かなせいり)』にだれかが手を加え著者を正信に仮託したものと思われる。『日本教育文庫』家訓篇(へん)、『日本経済大典』3、『日本経済叢書(そうしょ)』1所収。[高木昭作]

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世界大百科事典内の本佐録の言及

【年貢】より

…近世初頭の農政の方針は〈まづ一人一人の田地の境目をよくたて,さて一年の入用作食をつもらせ,その余りを年貢に収むべし。百姓は財の余らぬやうに不足なきやうに治る事,道なり〉(《本佐録》)とあるように,農民の収穫のうち再生産に必要な最低限のものを残して,あとは年貢として取り立てようというものである。この段階では租率((めん),取箇(とりか)ともいう)は可能な限り高く決められ,村高×租率によって年貢高は定まった。…

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