閔妃殺害事件

山川 日本史小辞典 改訂新版 「閔妃殺害事件」の解説

閔妃殺害事件
びんひさつがいじけん

乙未(いつび)の変とも。1895年(明治28)10月8日,朝鮮国王高宗の妃,閔妃を日本人が殺害した事件。日清戦争後朝鮮では反日運動が高まり,駐朝公使三浦梧楼(ごろう)は閔妃を反日元凶と考え,日本軍や大陸浪人らを指揮して王宮乱入,閔妃を惨殺しその死体凌辱(りょうじょく)し石油をかけて焼いた。日本は列国の強い非難をうけて公使以下を召還したが,広島での軍法会議などで関係者はいずれも無罪免訴となった。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android