精選版 日本国語大辞典 「関捩」の意味・読み・例文・類語 かん‐れいクヮン‥【関捩・関&JISF440;】 〘 名詞 〙① ねじ。関捩子(かんれいす)。転じて、比喩的に、物事を動かしたり変化させたりする原動となるものをもいう。[初出の実例]「此欲と云ふ関捩に由て動く者に非る莫し」(出典:明六雑誌‐四二号(1875)人世三宝説・四〈西周〉)② しかけのある装置。機関。からくり。関捩子。[初出の実例]「機器の設、関棙の具、一運動一廻転、物成り工竣る」(出典:明六雑誌‐一七号(1874)知説・二〈西周〉)[その他の文献]〔晉書‐天文志上・儀象〕③ 仏語。禅宗で、言葉では表わせない奥義。関捩子。[初出の実例]「この関棙を正伝すること、必然として大善知識に奉覲(ぶごん)するちからなり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)陀羅尼) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例