関根 金次郎(読み)セキネ キンジロウ

20世紀日本人名事典 「関根 金次郎」の解説

関根 金次郎
セキネ キンジロウ

明治〜昭和期の棋士 将棋名人



生年
慶応4年4月1日(1868年)

没年
昭和21(1946)年3月12日

出生地
千葉県関宿町

経歴
12歳の時、将棋修業のため郷里を出、当時の11世名人伊藤宗印に入門、38年8段。終身名人制の時代で、小野五平12世名人が大正10年に死去して初めて13世名人となった。7段の頃から全国各地を歩き、多数の免状を発行したが、大阪で坂田三吉と対戦し、5段半の免許を与えたという。大正6年の坂田三吉との名人位をかけた対決はのちに芝居・映画・歌謡曲の「王将」として有名になる。昭和10年には名人の世襲制度を廃止し、実力名人戦創設の提案を受け、自ら引退、短期名人制を確立。土居市太郎名誉名人、木村義雄14世名人ら多数の棋士を育てた。口述筆記著書「棋道半世記」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「関根 金次郎」の解説

関根 金次郎 (せきね きんじろう)

生年月日:1868年4月1日
明治時代-昭和時代の将棋棋士
1946年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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