日本歴史地名大系 「関B遺跡」の解説 関B遺跡せきBいせき 山形県:酒田市旧平田郷地区関村関B遺跡[現在地名]酒田市関 北田・村ノ内集落北西部、標高約九メートルの水田にある。北部で北田(きただ)遺跡とつながり、連続した遺跡とみられる。平安時代を主体とし古墳時代と室町時代の遺物も出土した。昭和五五年(一九八〇)・五七年に二次の発掘調査が実施され、掘立柱建物七棟・井戸一基・土壙五一基・溝六三条・ピットなどが検出された。掘立柱建物の時期は九世紀三棟、一〇世紀中葉一棟、一〇世紀後半二棟、一一世紀初頭一棟。出土遺物は土師器・須恵器・赤焼土器・中世陶器・青磁・瓦質陶器・陶磁器と、曲物・盤・箸・漆器・桶などの木製品、フイゴ羽口・風字硯・土錘などの土製品、石帯・砥石の石製品であった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by