閨村(読み)ねやむら

日本歴史地名大系 「閨村」の解説

閨村
ねやむら

[現在地名]能登島町閨

無関むせき村の西九町にある。七尾北湾に面した村で、集落は細い入江の両岸に並列する。丘陵が海岸近くまで迫り、平坦地は狭小。応永二六年(一四一九)七月二五日の閨観音堂の造立棟札に「禰屋」とみえる。文明一三年(一四八一)一月一一日の能登島八ヶ村公田田数注文(伊夜比神社文書)によると、一宮気多社の二斗米(段銭)賦課の対象とされていた「子やムセキ」の公田数は三町で、温井殿の知行とある。同一二年頃の向田村公田田数注文案(同文書)には「禰屋牟関分」とみえる。しかし戦国後期頃の能登内浦村々給人注文写(諸橋文書)では牟関と並んで「禰屋」とあり、温井兵庫尉の給分とされていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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