精選版 日本国語大辞典 「閨竇」の意味・読み・例文・類語 けい‐とう【閨竇・圭竇】 〘 名詞 〙 ( 「圭」は縦長の五角形のたま、「竇」はくぐり戸の意 ) 門の代わりに家の壁に穴をあけて作った小さいくぐり戸。くぐり。その形が圭の形をしているところからいう。また、転じて、立派な門を作る余裕のない微賤の者の家。[初出の実例]「篳門圭竇多相似、何由妄意識二幽棲一」(出典:南郭先生文集‐三編(1745)一・小督詞)[その他の文献]〔春秋左伝‐襄公一〇年〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「閨竇」の読み・字形・画数・意味 【閨竇】けいとう 土壁にくぐり戸をあけた室。微賤の人。〔左伝、襄十年〕王叔、伯輿と(あらそ)ふ。~子(しかい)之れを聽く。王叔の宰曰く、篳門(ひつもん)閨竇の人にして、皆其の上(かみ)を陵(しの)がば、其れ上爲(た)りしと。字通「閨」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報