阿彌陀の聖(読み)あみだのひじり

精選版 日本国語大辞典 「阿彌陀の聖」の意味・読み・例文・類語

あみだ【阿彌陀】 の 聖(ひじり)

  1. [ 一 ] 空也上人異称阿彌陀聖。市(いち)の聖。
  2. [ 二 ] 阿彌陀名号を唱えて市中に教えを広め歩いた僧。特に空也上人が行なった踊念仏にならって鹿の角をつけた杖をつき、金鼓(こんく)をたたいて歩いた。また、そのようにすること。
    1. [初出の実例]「御先に僧ばかり先だてて、あみだのひじりの、『南無阿彌陀仏』と、くもくさう遙かに声うちあげたれば」(出典:栄花物語(1028‐92頃)峰の月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android