阿部勝馬(読み)アベ カツマ

20世紀日本人名事典 「阿部勝馬」の解説

阿部 勝馬
アベ カツマ

大正・昭和期の薬理学者 慶応義塾大学医学部教授。



生年
明治25(1892)年5月20日

没年
昭和43(1968)年5月24日

出生地
大分県

学歴〔年〕
京都帝大医科大学〔大正6年〕卒

学位〔年〕
医学博士〔大正11年〕

経歴
東北帝大薬理学教室から大正8年慶応義塾大学医学部薬物学教室講師、10年同教室初代教授。11年「肺動脈狭窄血圧に及ぼす影響」で医学博士。12年欧米視察、昭和21年医学部長、特殊薬化学研究所長を兼任。30年医学部長辞任、38年定年退職、三越診療所理事となった。日本学術会議会員、食品衛生調査会委員、薬事審議会委員を務めた。モルヒネなど麻薬慢性中毒解毒剤の研究などに貢献。著書に「体温生理及び薬理」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「阿部勝馬」の解説

阿部勝馬 あべ-かつま

1892-1968 大正-昭和時代の薬理学者。
明治25年5月20日生まれ。大正10年慶大薬物学教室の初代教授となり,昭和21年同大特殊薬化学研究所長を兼任。日本学術会議会員,薬事審議会委員などをつとめた。解毒剤,体温調節の生理などの研究で知られる。昭和43年5月24日死去。76歳。大分県出身。京都帝大卒。著作に「体温の生理及び薬理」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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