院代(読み)インダイ

デジタル大辞泉 「院代」の意味・読み・例文・類語

いん‐だい〔ヰン‐〕【院代】

院家いんげ寺格をもつ寺の住持職務を代行する者。
寺の住職代理者
普化ふけの寺の住職。

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精選版 日本国語大辞典 「院代」の意味・読み・例文・類語

いん‐だいヰン‥【院代】

  1. 〘 名詞 〙 仏語
  2. 院家の寺格をもつ寺の住持の職務代行者。
    1. [初出の実例]「一月寺、鈴法寺無住之節は、末寺内より院代、或出役に罷出、相勤申候」(出典:徳川禁令考‐前集・第五・巻四一・享和二年(1802)二月)
  3. 普化宗(ふけしゅう)の寺の住持。
  4. 寺院の住職代理。
    1. [初出の実例]「小でらにて、住持留守にて院代出しが、什物のこともしらぬ百姓の頭円か成ごとき僧也」(出典:島根のすさみ‐天保一二年(1841)三月一九日)

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