院範(読み)いんぱん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「院範」の意味・わかりやすい解説

院範
いんぱん

鎌倉時代初期の院派仏師院尊の子または弟子院実の弟子ともいう。建久5 (1194) 年院尊らと東大寺大仏光背制作従事建暦3 (1213) 年法勝寺造仏の功を院実から譲られて法印となる。天福1 (33) 年院雲とともに京都,宝積寺の『十一面観音像』を造立した。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「院範」の解説

院範 いんぱん

?-? 鎌倉時代の仏師。
建久5年(1194)院尊にしたがい,東大寺大仏の光背をつくる。建暦(けんりゃく)3年法勝寺九重塔の造仏で法印となる。天福元年京都宝積(ほうしゃく)寺の十一面観音像(現存)を制作。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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