陣の定め(読み)じんのさだめ

精選版 日本国語大辞典 「陣の定め」の意味・読み・例文・類語

じん【陣】 の 定(さだ)

  1. 朝廷政務執行の一形式。陣の座に大臣以下の公卿着座して政務について評議したもの。平安中期に起こり、特に重要な問題を臨時に議する御前定殿上定に対して、日常の政務に関する公卿の会議の代表的形式となった。結果は軽事は口頭で、他は定文(さだめぶみ)にまとめて蔵人(くろうど)に付して天皇に伝達し、その裁可を経て施行された。仗議。陣の儀。陣定。
    1. [初出の実例]「陣定事、上卿奉勅仰外記、廻告諸卿、諸卿参会、上卿以伝勅旨」(出典:西宮記(969頃)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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