陰極線ルミネセンス(読み)いんきょくせんルミネセンス(英語表記)cathode-ray luminescence

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「陰極線ルミネセンス」の意味・わかりやすい解説

陰極線ルミネセンス
いんきょくせんルミネセンス
cathode-ray luminescence

物質陰極線 (電子ビーム) を照射したときに生じる光。テレビジョン受像管や陰極線オシロスコープの映像面の発光はこの例である。ルミネセンス光は,陰極線電子の照射により,ケイ光体などの内部に生じた正孔が電子と再結合するときに生じる。エネルギー効率はせいぜい 20%と低いが,入射電子あたりの発光光子数は多く,局所的な刺激密度が高い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報