陰見世・陰店(読み)かげみせ

精選版 日本国語大辞典 「陰見世・陰店」の意味・読み・例文・類語

かげ‐みせ【陰見世・陰店】

〘名〙 遊女が、往来に面した所ではなく、家の奥のほうに並び、遊客選択に応ずるような遊女屋の仕掛け。江戸時代宿駅の遊女屋に多かった。うちみせ。⇔張見世(はりみせ)
洒落本南閨雑話(1773)「皆々打連、影見せをしり目にかけ、ろうかをどろどろ、見通しへゆく」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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