陳去病(読み)ちんきょへい(英語表記)Qin Qu-bing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「陳去病」の意味・わかりやすい解説

陳去病
ちんきょへい
Qin Qu-bing

[生]同治13(1874)
[没]1933
中国の詩人。字は佩忍,号は巣南。江蘇呉江の人。光緒 28 (1902) 年日本に留学し,翌年帰国。このころから詩文を発表し,民族革命を唱える。宣統1 (09) 年には蘇州で高旭,柳亜子らと文学結社「南社」を結成し,文学を武器に反清,反袁世凱の活動を展開,その中心メンバーとして活躍する。 1911年の辛亥革命後は蘇州で『大漢報』を創刊する。詩集に『浩歌堂詩鈔』がある。

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世界大百科事典(旧版)内の陳去病の言及

【南社】より

…中国,清末・民初の文学結社。1909年陳去病(1874‐1933),高旭(1877‐1925),柳亜子の発起により蘇州で結成,主として東南の文人を集めた。反清民族革命の革命的感情を旧詩文で表現しようとし《南社叢刻》(1910‐23)を22集まで刊行した。…

※「陳去病」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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