日本歴史地名大系 「陳外郎宅跡」の解説 陳外郎宅跡ちんういろうのたくあと 京都市:中京区本能学区蟷螂山町陳外郎宅跡[現在地名]中京区蟷螂山町中国元朝に仕えた医師陳外郎の子孫が、薬舗虎屋を開いて住した宅跡。町内西側、西洞院(にしのとういん)大路(現西洞院通)に面してあり、この辺りを外郎町ともよんだという(雍州府志)。陳外郎は元が滅び、明朝になったのをきらって日本に帰化。博多(はかた)(現福岡市)に医者として開業し、子孫は代々外郎と名乗ったが、応永年間(一三九四―一四二八)の初めに上洛。家伝薬透頂香を独占販売し、後には各地に店舗を広げた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by