陳説(読み)ちんせつ

精選版 日本国語大辞典 「陳説」の意味・読み・例文・類語

ちん‐せつ【陳説】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 述べ説くこと。
    1. [初出の実例]「如是事類、難以陳説」(出典:三教指帰(797頃)中)
    2. [その他の文献]〔孔子家語‐致思〕
  3. 陳腐な説。古くさい意見。陳言
    1. [初出の実例]「もし講釈をしないでも知れ切ってる陳説(チンセツ)なら」(出典坑夫(1908)〈夏目漱石〉)

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普及版 字通 「陳説」の読み・字形・画数・意味

【陳説】ちんせつ

述べる。晋・劉伶〔酒徳頌〕貴介子、紳(しんしん)處士、吾が風聲を聞き、其の以(な)すを議し、乃ち袂(たもと)を奮ひ襟(えり)を攘(はら)ひ、目を怒らし齒を切し、禮法を陳して、是非鋒す。

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