陸地綿(読み)リクチメン

精選版 日本国語大辞典 「陸地綿」の意味・読み・例文・類語

りくち‐めん【陸地綿】

  1. 〘 名詞 〙 ワタの一種。古くインカ時代からペルー、およびメキシコで栽培され、現在では北アメリカ中心に栽培され世界綿生産高の六割以上を占める。高さ一~一・五メートル。葉は心臓形で三~五深裂する。花は白または淡黄色で大きく綿毛は長く、種子から離脱しやすい。
    1. [初出の実例]「今本支場に於て試験する所のものを挙ぐれば、水陸、両稲〈略〉陸地棉」(出典:東京日日新聞‐明治二九年(1896)一一月一三日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android