陸地綿(読み)リクチメン

デジタル大辞泉 「陸地綿」の意味・読み・例文・類語

りくち‐めん【陸地綿/陸地×棉】

アメリカアジアエジプトを除くアフリカなど、世界で最も広く栽培されているワタペルーメキシコ原産海島かいとう綿に対しての称。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「陸地綿」の意味・読み・例文・類語

りくち‐めん【陸地綿】

  1. 〘 名詞 〙 ワタの一種。古くインカ時代からペルー、およびメキシコで栽培され、現在では北アメリカ中心に栽培され世界綿生産高の六割以上を占める。高さ一~一・五メートル。葉は心臓形で三~五深裂する。花は白または淡黄色で大きく綿毛は長く、種子から離脱しやすい。
    1. [初出の実例]「今本支場に於て試験する所のものを挙ぐれば、水陸、両稲〈略〉陸地棉」(出典:東京日日新聞‐明治二九年(1896)一一月一三日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android