陸梁(読み)リクリョウ

デジタル大辞泉 「陸梁」の意味・読み・例文・類語

りく‐りょう〔‐リヤウ〕【陸×梁】

[名](スル)勝手気ままにあばれまわること。跳梁。
攻守同盟を結び、俄仏の―を禦ぐが如き」〈東海散士佳人之奇遇

ろく‐ばり【×梁】

洋風小屋組みの最下部に置かれる梁。

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精選版 日本国語大辞典 「陸梁」の意味・読み・例文・類語

りく‐りょう‥リャウ【陸梁】

  1. 〘 名詞 〙 ほしいままに、おどりまわり、あばれまわること。
    1. [初出の実例]「常陸二黒頗以陸梁。於路頭、可壮観」(出典明衡往来(11C中か)上本)
    2. 「大の男のふとりせめたるが、いかりにいかりて、をどりあがりをどりあがり、陸梁せられけれども」(出典:平治物語(1220頃か)上)
    3. [その他の文献]〔揚雄‐甘泉賦〕

ろく‐ばり【陸梁】

  1. 〘 名詞 〙 小屋組に用いられる水平な梁。

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普及版 字通 「陸梁」の読み・字形・画数・意味

【陸梁】りくりよう(りやう)

跳梁する。暴れまわる。〔三国志、魏、高貴郷公紀〕(正元二年詔)(われ)寡を以て、式(もつ)て寇(こうぎやく)を遏(とど)むること能はず。乃ち蜀をして、邊陲(へんすい)に陸梁せしむ。

字通「陸」の項目を見る

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「陸梁」の意味・わかりやすい解説

陸梁
ろくばり

小屋組み」のページをご覧ください。

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