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陸雲僊伝 りくうんせんでん

世界大百科事典 第2版の解説

りくうんせんでん【陸雲僊伝】

ベトナムのグエン(阮)朝中期の盲目の愛国詩人グエン・ディン・チエウNguyen Dinh Chieu(阮廷炤。1822‐88)が自己の前半生の体験をもとにしてチュノム(字喃)で書いた長編叙事詩。1865年チョロンで出版された。母の死によって科挙の受験を果たさず亡母を慕って日夜泣いたため盲目となった試生のルク・バン・ティエン(陸雲僊)が,世の迫害に耐えて状元となり,かつてティエンに救われたキエウ・グエット・ガ(喬月娥)が貞節を守ってティエンと結ばれる話を伝統詩法の六八体による2080行で歌ったもの。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

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