デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「隆禅」の解説 隆禅 りゅうぜん 1038-1100 平安時代中期-後期の僧。長暦(ちょうりゃく)2年生まれ。法相(ほっそう)宗。左近衛(さこんえの)少将藤原政兼の子。大和(奈良県)興福寺の円縁に唯識(ゆいしき),因明(いんみょう)をまなび,興福寺権(ごんの)別当,大安寺,長谷寺の別当をつとめる。応徳4年興福寺両門跡(もんぜき)のひとつ大乗院をひらいた。康和2年7月14日死去。63歳。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
朝日日本歴史人物事典 「隆禅」の解説 隆禅 没年:康和2.7.14(1100.8.21) 生年:長暦2(1038) 平安後期の法相宗の僧。左少将藤原政兼の子。母は藤原済政の娘。円縁に師事。三会已講の労により律師,のちに権大僧都,興福寺権別当となる。亡父のために建てた大乗院は,一乗院と並ぶ興福寺の門跡寺院となった。 (岡野浩二) 出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報 Sponserd by