階前(読み)カイゼン

精選版 日本国語大辞典 「階前」の意味・読み・例文・類語

かい‐ぜん【階前】

  1. 〘 名詞 〙 階段の前。また、庭先。庭前
    1. [初出の実例]「階前桃花映、塘上柳条新」(出典:懐風藻(751)春日応詔〈美努浄麻呂〉)
    2. 「階前より翠微に入ること二十歩、一塊の丘あり」(出典:俳諧・写経社集(1776)洛東芭蕉菴再興記)
    3. [その他の文献]〔朱熹‐偶成詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「階前」の読み・字形・画数・意味

【階前】かいぜん

きざはしの前。庭前。唐・孟浩然〔大禹寺義公の禅房に題す〕詩 外、一峯秀で 階群壑深し 夕陽雨足なり 陰に

字通「階」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android