(読み)カイ

  • ▽階/×梯
  • ▽階/▽段▽階
  • きざはし
  • きだはし
  • はし
  • 漢字項目

デジタル大辞泉の解説

[名]
上がり段。きざはし。階段。
多層の建物の一つの層。「受付は2にある」
地質年代による地層区分の最小の単位。年代区分の「」に対応し、「」を細分したもの。
数学で、微分方程式に含まれる未知関数の導関数の最高次数。
[接尾]助数詞。
建築物の層を数えるのに用いる。「35建てのビル」
位階の等級を数えるのに用いる。
「一―こえて、内侍督(ないしのかみ)三位の加階し給ふ」〈宇津保・蔵開下〉
[音]カイ(漢) [訓]きざはし
学習漢字]3年
段になった通路。はしご段。「階段階梯(かいてい)
地位などの上下の順序。「階級階層位階越階(おっかい)音階職階段階
建物の床の重なり。「階下地階
[名のり]とも・はし・より
階段。きだはし。「の―」
きざはし」に同じ。
「―のもとに行きて見れば、履物どもひしと脱ぎたり」〈義経記・三〉
(階)庭から建物に上がる階段。きざはし。
「―を三段登る」〈鴎外山椒大夫
)はしご。かけはし。

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百科事典マイペディアの解説

地質系統の最小の区分単位。を細分したもの。地質年代の期に対応する。たとえば船川階は船川期に形成された地層・岩体のこと。
→関連項目

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大辞林 第三版の解説

[1]
多層の建築物のひとつの層。 上の-
地質時代を区分する時の最小単位である「期」に相当する期間に堆積した地層。
官位。等級。 -越えて学士の右大弁三位になる/宇津保 国譲下
階段。きざはし。
接尾
助数詞。
建築物の層を数えるのに用いる。 二-建て
位階の等級を数えるのに用いる。 一-越えて、ないしのかみ三位の加階し給ふ/宇津保 蔵開下
階段。だんだん。きだはし。 石の-
はしと同源
庭から家に上がる階段。きざはし。 -を上りもはてずつい居給へれば/源氏 総角

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精選版 日本国語大辞典の解説

[1] 〘名〙
① きざはし。きだはし。あがりだん。階段。段。
※史記抄(1477)九「言は壇は階三重なり」 〔礼記‐曲礼上〕
② 位の上下のわかち。官位、位階、階級などの等級。きざみ。
※宇津保(970‐999頃)国譲下「東宮のすけ、四位、階こえて学士の右大弁三位になる」 〔潘岳‐藉田賦〕
③ 建築物で、ある一つの層。
丸善三越(1920)〈寺田寅彦〉「ての階を隅から隅迄歩かせられる事もある」
④ 地質時代の「期」に相当する地質系統。期の期間に堆積した地層。
[2] 〘接尾〙
① 位階の等級を数えるのにいう。
※延喜式(927)一八「凡選人長上於官引唱。番上於省引唱。若三日之内不到者。降一階叙」
② 建築物の層を数えるのにいう。
平家(13C前)五「大仏殿二階の上には千余人のぼりあがり」
③ 数学で、微分方程式に含まれる未知関数の導関数の最高次数を示すのに用いる。それがたとえば三ならば三階の微分方程式という。

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世界大百科事典内のの言及

【地質時代】より

…したがって,そのなかのある部分については修正がつづけられたり,問題が残されていたりする。人類の歴史の区分や時間の区分にしても大単元から小単元へと固有の名称があるように,地質系統の区分には累界(累代),界(代),系(紀),統(世),階(期)の用語が使われ,それぞれが,地球の歴史のある単元の中で地球表面に堆積した一連の地層と地層が堆積する間に流れた時間を示すという国際的な約束ができている。累界,界,系,統,階は年代層序区分,累代,代,紀,世,期は年代区分である。…

【階段】より

…異なる高さの床面を結ぶ通路で,段々状になったものをいう。傾斜した地盤上につくり出されるものと,建築物の上下階を結ぶ構造物とがある。形状により,直階段,折れ階段,折返し階段,回り階段,らせん階段などに分けられる。…

【梯子】より

…昇降のための道具。代表的な形は2条の長い材の間に,足がかりの横木(踏子(ふみこ))を一定の間隔で取り付けたもので,これを対象に寄せかけて立て,昇降する。猿梯子とも呼ばれ,木製が多いが竹製,金属製などもある。梯子は古く〈はしのこ〉と呼ばれ,〈こ〉は木の葉(このは)などと同じく〈木〉の古形であり,〈はし〉は端,橋などと同根で,端と端の間に渡すという意味である。〈はしのこ〉は端と端の間に渡した横木を指したが,これがいつしか梯子全体を指すようになったと思われ,梯子を立てることを梯立(はしたて)ともいった。…

【階段】より

…異なる高さの床面を結ぶ通路で,段々状になったものをいう。傾斜した地盤上につくり出されるものと,建築物の上下階を結ぶ構造物とがある。形状により,直階段,折れ階段,折返し階段,回り階段,らせん階段などに分けられる。…

※「階」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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