隠田聚落(読み)おんでんじゅらく

精選版 日本国語大辞典 「隠田聚落」の意味・読み・例文・類語

おんでん‐じゅらく【隠田聚落】

  1. 〘 名詞 〙 中世から近世はじめにかけて発生した集落落武者戦禍をさけた人々が山深いところに開いた村落で、防衛のために要害の地をえらび、ひそかに土地を開墾して生活した。平家落人がひらいたという熊本県五箇荘(ごかのしょう)などがその例。隠遁百姓村落人村

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 ショウ ごか 名詞

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android