雀の巣も構うに溜まる(読み)スズメノスモクウニタマル

デジタル大辞泉 「雀の巣も構うに溜まる」の意味・読み・例文・類語

すずめうにま・る

雀が材料少しずつ運んできて巣を作り上げるように、少しずつ貯蓄をしても積もり積もれば大きな額になる。
商人あきんどといふ者は一文銭あだにせず、―・る」〈浄・油地獄
[類語]塵も積もれば山となる水積もりて川を成す滴り積もりて淵となる鼠が塩を引く餓鬼も人数にんじゅ

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精選版 日本国語大辞典 「雀の巣も構うに溜まる」の意味・読み・例文・類語

すずめ【雀】 の 巣(す)も構(く)うに溜(たま)

  1. 雀が材料を少しずつ運んで来て巣を作り上げるように、わずかずつでも貯蓄すれば大きな額になる。少しのものでも積もり積もれば多くなる。
    1. [初出の実例]「商人(あきんど)といふ者は一文銭もあだにせず、すずめのすもくふにたまる」(出典浄瑠璃女殺油地獄(1721)上)

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