雁陣(読み)がんじん

精選版 日本国語大辞典 「雁陣」の意味・読み・例文・類語

がん‐じん‥ヂン【雁陣】

  1. 〘 名詞 〙 列をつくって空を渡る雁の形。また、その雁。雁の棹(さお)雁行(がんこう)雁字。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「林梢の鴈陣は秋の霧を穿つ、山脚の人の家は夕陽を帯ひたり〈藤原為時〉」(出典:新撰朗詠集(12C前)上)
    2. [その他の文献]〔王勃‐滕王閣序〕

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普及版 字通 「雁陣」の読み・字形・画数・意味

【雁陣】がんじん(ぢん)

かりが列をなして飛ぶ。唐・王勃王閣の序〕漁舟に唱(とな)へて、彭蠡(ほうれい)の濱を窮め、雁陣、いて、聲は衡陽の浦にゆ。

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